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課題解決ができる人の特徴と課題策を立てるための3つのポイント

会社に入ると、最初は簡単な仕事から任されるかもしれませんが、あなたが成長していくにしたがって、より責任のある仕事を任されるようになります。自分で考えて仕事をすることを期待され、任されるようになります。

その仕事をやり遂げるには、自分自身で「問題に気づくこと」と「課題として解決・改善していくこと」が必要です。

問題に気づくこと

同じものを見たり聞いたりしていても、人によって記憶していることが異なる経験はありませんか。そういうことが起こるのは、関心のある物事には注意がいきますが、関心のない物事には注意がいかないからです。

「問題」についても同様に考えることができます。問題について関心を持たないと、問題を発見することはできません。問題とは、「ありたい姿」と「今の姿」とのギャップです。よって、問題を発見するには、ありたい姿を思い描いて(あるいは目標を設定して)、今の姿(状態)と比べることができるようにしなければなりません。

たとえば、お客様からのクレームが発生した場合で考えると、お客様が期待していた物事は何かをつかむことが必要です。そして、現在の状態と比較することで、どのような問題が発生しているのかを理解することができます。

また、問題を発見するには、客観的な事実をつかむ必要があります。人から聞いた話だけで判断したり、想像だけで判断したりすると問題を正確にとらえることができません。

たとえば、喧嘩している二人がいたとき、それぞれから話を聞くと、それぞれの言い分があり、「なるほどなあ」と思ったりすることがありませんか。片方からの話だけで判断すると間違った答えを出してしまうリスクがあります。

そして、客観的な事実として「数値」で判断できるようにすると問題を正確につかみやすいです。数値で判断基準を設定できると、良いのか悪いのかを判断しやすくなるからです。

たとえば、在庫している商品の種類が多いのか、それとも少ないのか意見が分かれたときがあります。双方とも感覚でそのように判断していました。そのケースでは、実際の商品の種類を数えることで「そんなに少なくなっていたのか!」を気づくことができました。

課題として解決・改善していくこと

問題を発見できたら、課題を設定して解決していくステップに入っていきます。

課題とは、「ありたい姿」と「今の姿」とのギャップを埋める取り組みです。

ですので、問題がネガティブなものであるのに対し、課題はポジティブなものになります。たとえば「不良在庫が発生している」という問題に対して、「在庫管理基準の明確化と運用」という課題を設定するといったことになります。

ここで、注意しなければいけないのは、課題を「問題の裏返し」をして設定してはいけないということです。先の例でいうと、「不良在庫が発生している」という問題に対して、「不良在庫の削減」という課題を設定して解決できるでしょうか?

なぜその問題が発生しているのかの原因をつきとめてはいないですよね?

「締切を守れない」⇒「締切を守りましょう」としただけでは解決しません。

締切が守れないのはなぜかを考える必要があります。

また、その時だけ、その場だけの解決を図るのもいけません。根本的に解決しておかないとまた問題が発生するだけでなく、さらに問題を悪化させます。

たとえば、仕事でストレスがたまっていたとき、お酒を飲んでストレスを解消しようとしたとします。一時的には気分が良くなって、ストレスの存在を忘れるかもしれませんが、根本的には解決していないです。よって、またストレスが発生することになります。そして、お酒を過度に飲む状態が続いた場合、健康を害してしまうことになり、長期的にみると悪化させる解決策となってしまいます。

仕事ではそんなこと起こらないよ、と思うかもしれませんが、結構同じレベルのことが発生しています。

課題を解決させるためには、「根本的」に、そして「長期的」に物事を見て考えて取り組むことが大事です。

課題を設定できたら、具体的に何をやるか、すなわち「解決策」を立てます。

解決策の立て方には3つのポイントがあります。

課題策の立て方<3つのポイント>

1.ひとつの課題に対して複数の解決策を考える

1つ目のポイントは、ひとつの課題に対して複数の解決策を考えることです。

複数の解決策を考えようとすると、色々な視点で解決策を考えることになります。

すなわち、物事を「多面的」に見て考えることができます。

2.優先順位をつけて実行する順番を決める

2つ目のポイントは、優先順位をつけて実行する順番を決めることです。

優先順位のつけ方は、効果が大きくて、かつ早く実行できることから取り組むことが必要です。

3.まず自分自身で実行できること

3つ目のポイントは、まず自分自身で実行できることに取り組むことです。

他人の考えや行動を変えるのは容易ではありません。しかし、自分の考えや行動を変えるのは自分自身でできることです。まず自分が率先してやってみる、上手くいき出したら周りからも行動を共にしてくれる人が、一人、二人と増え、その輪が広がっていきます。

まとめ

「問題に気づく」ためには、問題意識が必要であり、客観的な事実から判断することが求められます。

そして、「課題として解決・改善していく」ためには「根本的」「長期的」「多面的」に物事を見て考えることが求められます。

日ごろの物事への取り組み姿勢で、それが出来るか出来ないかの差となります。学生生活や就職活動のなかでも磨くことのできるスキルですので、将来のために身近なテーマからでも取り組んでみてください。

執筆
高橋 康友(中小企業診断士)

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